ユングとラマナ・マハルシ —— あの序文の意味が、いま少しわかる気がします

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ユングとラマナ・マハルシ —— あの序文の意味が、いま少しわかる気がします


目次

📘 はじめての『ラマナ・マハルシの教え』

『ラマナ・マハルシの教え』という本があります。
ボクがこの本に出会ったのは、そう昔のことではありません。ページを開いたとき、なぜか心の奥に静かな波が広がるような感覚がありました。言葉はとても簡潔なのに、その背後に大きな沈黙が感じられたのです。

この本の中心にあるのは、「私は誰か?」という問い。
その問いは、ボクの中の何かを揺さぶり、考えるというより、感じることを促してきました。

そして意外だったのは、序文を書いているのがあの心理学者、カール・グスタフ・ユングだったということです。


🤔 ユングの序文がわからなかった頃

初めて読んだとき、ユングの序文には正直まったく歯が立ちませんでした。
当時のボクはユングについて何も知らず、深層心理学や元型といった言葉もピンときませんでした。

ラマナ・マハルシの本編の静けさとは対照的に、ユングの文章はどこか重たくて、冷静で、難解で——。
「この人は何を言おうとしてるんだろう?」と、ページをめくる手が止まってしまったことを覚えています。

でも、どこかひっかかるものもありました。「わからないけど、たぶんすごく大事なことを言っている気がする」と。


📚 ユングを少しだけ学び始めて

それから、ボクはユングの考えに興味を持ち、関連する本をいくつか読み始めました。
夢の分析、無意識の構造、アニマとアニムス、そして「自己(セルフ)」という中心の概念。難しいながらも、どこかで直感的に「これだ」と思える部分がありました。

ほんの少しユングの世界に触れてみたあと、ボクは『ラマナ・マハルシの教え』の序文をあらためて読み返してみました。
すると、前はまったく理解できなかった言葉たちが、今度は少しずつ、自分の中で意味を持ち始めたのです。


🌏 東洋と西洋の交差点で

ラマナ・マハルシは、思考を超えた「真我」への還帰を説いています。
ユングは、無意識の深みを探ることで「自己(セルフ)」へと向かおうとしました。言葉も手法もまったく違うようでいて、どこか深いところで同じ真実を見ていたのかもしれません。

ユングは序文のなかで、ラマナの実存的な深さと、それを西洋人がどう理解すべきかについて真剣に考えています。
それは、東洋と西洋という文化的背景の違いを越えて、「人間存在そのもの」に触れようとする試みだったように、今のボクには感じられるのです。


📖 アナタにこの本を手に取ってほしい理由

もしアナタが、いまユングに興味を持っていたり、ラマナ・マハルシという名前に何か惹かれるものを感じているのなら、この本を読んでみてほしいと思います。

最初は、ボクと同じようにユングの序文が何を言っているのか分からなくても、それでいいのです。
わからなさの中に立ち止まり、そのまま問いを持ち続けること。それが、内なる探求のはじまりになるのだと思います。

アナタがこの本を読み進めていくうちに、言葉の奥にある沈黙がアナタ自身の中で響きはじめるかもしれません。
そして、いつかユングの序文が、アナタ自身の経験に重なって読めるようになる日が来るかもしれません。

それはとても静かで、でも確かな「気づき」となるはずです。

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