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個性化とは?ユング心理学を“船と海”の比喩でわかりやすく解説
個性化を「船と海」で理解する ユング心理学でいう個性化は、自我と自己の関係を深めていくプロセスである。ここでは「自我=船の船長」「自己=海そのもの」という比喩を用いて説明する。 自我と自己の位置づけ 概念たとえ役割自我船の船長意識の中心。判... -
白昼夢と幻想の違いとは?夢との比較でわかる心の意味
🌙 白昼夢は幻想(ファンタジー)?夢との違いは? 白昼夢を見ているとき、「これは幻想なのか、夢なのか」と疑問に思うことがある。本記事では、ユング心理学を手がかりにしながら、白昼夢・幻想・夢の違いを整理してみる。 📌 白昼夢とは? 項目内容定義... -
白昼夢で借金する夢の心理学的意味とリビドー整理法をユング流に解説
白昼夢でのおまとめローンをユング心理学で読み解く──リビドーの象徴としての「資産」と「負債」 ボクは先日、白昼夢で「おまとめローン」でお金を借り、それを使う場面を体験した。一見すると日常の不安や欲望の投影に見えるが、ユング心理学の観点から分... -
制約される白昼夢の秘密:コンプレックスと自我の葛藤をユング心理学で分析
白昼夢で自由にイメージできないときに知っておくべき無意識の働き 白昼夢のイメージに制約を感じるとき ボクが白昼夢を見ると、自由にイメージを作ろうとしても、何者かによって「補正される」感覚を覚えることがある。これは単なる想像力の欠如ではない... -
ユング心理学で見る心の壁 ― 鉄板の象徴と個性化のプロセス
無限大の鉄板が示す心のプロセス ― ユング心理学的視点から ボクの心に現れた象徴は、二枚の鉄板だった。そこに自我の人格が挟まれているイメージから始まり、その後の変化は驚くべきものだった。以下では、このプロセスを整理しつつ、ユング心理学的に読... -
白い世界への帰還は何を意味する?宇宙を俯瞰した体験とユング心理学の自己の彼方の関係
宇宙を外から見た体験と白い世界──ユング心理学で読み解く「自己の彼方」 宇宙を外から見た体験 ボクはかつて、自己が宇宙規模にまで広がり、さらにその宇宙全体を外から俯瞰するという体験をした。そのときの感覚を整理すると以下のようになる。 体験の側... -
「大きな死」とは何か──ユング心理学から見る自我の崩壊と再生のプロセス
大きな死に近い心理的プロセス──自己との対決としての体験 はじめに ボクが体験したのは「小さな死」を超えるものであった。それは自我が部分的に崩れるのではなく、存在全体が解体されるような感覚だった。以下ではユング心理学の用語を定義しながら、体... -
ユング心理学の影(シャドウ)とは?イメージと概念から読み解く無意識
影(シャドウ)とは何か ― イメージと概念のあいだで 「影という用語は、あくまでイメージの世界から生じてきたものであって、概念的な明確さを初めから拒否しているものとも言えるのである。ユングは、イメージと概念を対比して、イメージは生命力をもつ... -
ユング心理学で理解する影(シャドウ)と無意識の統合法
影(シャドウ)とは何か:無意識の深層を理解する 「そこで、影についてもう一度はじめから考えなおしてみると、それは個人に体験されることとしては、まず無意識の全体として体験されると言わねばならない。つまり、影は後に分化されてゆくにしろ、最初は... -
影(シャドウ)を受け入れることで深まる自己理解と成長の法則
「影」を受け入れることで成長する──ユング心理学で考える自己理解 序章:光と影の両立 アナタは、自分の中に光と影の両方があることを意識したことがあるだろうか。ユング心理学では、人の心は単なる善や明るさだけで成り立っているわけではなく、暗い側...